最低限これには注意して!
- 外耳炎
- 胃捻転
- ノミ・ダニ
- 骨折
- 肥満
- フィラリア
1:外耳炎
耳の垂れた犬がかかりやすい病気。
雨や雪の日に散歩すると、かかる事が多いです。
何故、耳の垂れた犬がかかりやすいのか?
それは湿気が溜まりやすいからです。
湿気が溜まるから、耳が汚れる。
耳が汚れて、耳垢が止まらなくなる。
特徴としては赤茶色の耳垢が出て、耳が臭い。
取っても取っても、耳垢が取れない。
こうなったら、動物病院で薬を処方されるしかないです。
薬は耳に垂らす液体の薬。
大体1週間~10日後に完治します。
費用は大体3万円前後。
ただし重症化している場合は、もう少しかかります。
通院する必要は、ほとんどありません。
1回病院に行くだけで、完治する分の薬が貰えます。
ただし重症化している場合は、通院する必要が有。
耳の垂れているワンちゃんは、湿気の多い日の散歩を控えましょう。
室内も湿度が高いと、外耳炎になる可能性があります。
湿度には十分注意して下さい。
ワンちゃんにしてみれば、相当痒いらしく、外耳炎になると耳を掻きます。
中には血が出るパターンもあるので、早期治療が肝。
耳の立っている犬種でも、かかる事があるので、湿気の多い日の散歩は注意して下さい。
2:胃捻転
お腹を空かせて散歩させるのは可哀想。
だからご飯を食べさせてから散歩に連れていこう。
それは間違い。
胃捻転(いねんてん)は、胃に食料が入っている状態で運動した時に起こる病気です。
胃が捻じれ、その部位が腐って死に至る恐ろしい病。
大型犬が起こりやすいとされていますが、Mダックスが胃捻転を起こした事例もあります。
胃捻転を起こすと、緊急手術となります。
1分1秒争う、危険な病気です。
胃捻転を防ぐには、散歩の前には何も食べさせないという事だけ。
ご飯は散歩の後にしましょう。
散歩の時はなるべく胃が空っぽの状態で行う事。
散歩の前にご飯を食べさせてしまった!
でも散歩させたい!
そういう場合は、3時間位時間を置いてから散歩に連れ出しましょう。
ただしそれでも胃捻転になる可能性はあります。
ご飯を食べさせたら、散歩は諦める。
それが一番安全な方法です。
犬の命を取るか、散歩を取るか。
散歩を1回パスしただけでも、急に老けたりしません。
逆に命がけで散歩して、あなたは楽しいですか?
3:ノミ・ダニ
散歩の時、犬はよく草むらに行きたがります。
草むらには、色々な虫がいます。
安全な虫から始まり、ノミ・ダニといった害のある虫もいます。
ノミは皮膚に炎症を起こし、塗り薬で治します。
時間はかかるため、あらかじめ予防薬を飲ませておくと良いでしょう。
首輪にノミを寄せ付けないようにする、というアイテムもあります。
確実に防ぐには予防薬を飲ませる事。
1回飲ませるだけで、1ヶ月は予防効果があります。
価格もそれほど高くありません。
ダニは犬に食いつき、血を吸います。
日本にいるのはマダニ。
大きなダニなので、自分で取れそうですが、絶対にやらないで下さい。
無理やり取ろうとすると、ダニの頭が犬に付着したままになります。
動物病院で取って貰いましょう。
ダニも飲み薬で防ぐ事が出来ます。
体内にダニが死ぬ薬を飲むと、ダニは噛んだ途端死にます。
血を吸われないのです。
そのためダニによる貧血を起こさない。
ダニに血を吸われ過ぎると、最悪輸血する必要があります。
ダニに噛まれたら、自力で取らないで下さい。
4:骨折
これは子犬がなりやすい最も多いケガ。
子犬は力加減が分からないので、無理をする場合が多い。
成犬でも喧嘩で骨折する事があります。
どの場合もですが、飼い主の目を離した隙を付いて骨折する場合が多いです。
これは飼い主の注意不足からなる事が多い。
不可抗力もありますが、大抵は事前に防げるパターンが多いのが特徴。
費用は大体30~50万強。
これはあくまで目安であって、骨折した部位によっては、もっと高くなる場合があります。
骨折が怖いので、ペット保険に入る、という飼い主も多いですね。
ちなみに骨折は、大抵のペット保険の対象になります。
でも注意をしていたら、骨折するまでの大ケガはありえません。
もし前足を骨折した場合は、接骨が上手くいかないと歩けなくなります。
なるべく動く範囲を狭め、必要最低限の動きだけで全てを賄えるようにする。
完治する期間は、犬種や骨折した部位・年齢によって変わります。
ですから一概にどのくらいとは分かりません。
獣医さんに相談しましょう。
骨折は犬にとって、とても大きなケガ。
骨折させないためにも、最大の注意を払いましょう。
5:肥満
病気だと思われないと思うでしょう。
しかし肥満も立派な病気です。
何故なら肥満は万病の元。
まずどの犬種も腰を悪くします。
そして心臓を悪くする事もあります。
犬は人間と違って、心臓移植は出来ません。
どうやって肥満を防ぐか。
人間の食べ物を与えない事。
これに尽きます。
もし人間の食べ物を与えたい場合。
味付けは絶対にしないで下さい。
加工肉もNG。
ささみを茹でて与える位ならOK。
鶏むね肉でも可能ですが、その場合は皮をはがして下さい。
間違っても、塩味の付いた枝豆を与える等の事はしない。
ワンちゃんは人間の食べ物が大好き。
濃い味が好きなのです。
だからついつい飼い主が与えてくれる食べ物を、食べてしまいます。
一度肥満になると、ダイエットするのは非常に難しい。
ワンちゃんのダイエットは、人間のダイエットより大変です。
ですから肥満になる前に、肥満を防ぎましょう。
最近はワンちゃん用のご飯は増えています。
わざわざ人間の食べ物を与える必要はありません。
だからワンちゃんのためにも、人間の食べ物を与えるのは止めましょう。
6:フィラリア
フィラリアは蚊を媒介として、体内に虫が繁殖する病気です。
治す方法は手術しか無く、しかもワンちゃんにかなりの体力を奪います。
日本にはフィラリアはいないとされておりますが、海外にはまだいます。
もし海外旅行に行くなら、必ず予防薬を飲ませましょう。
予防薬は飲み薬です。
色々と種類があるので、ワンちゃんの飲みやすい薬を選んで下さい。
いずれにせよ、これはやや必須の予防かも知れません。
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