現在9歳の海。
ついにヘルニアデビューしました。
そこで出来ること・出来ないことをピックアップしてきました。
ヘルニアを患っているワンちゃんに参考になれば幸いです。
排泄が困難になる
海の最初の症状は排泄困難でした。
おしっこは出るのですが、うんちが出ない。
そのそも腰が痛いので腰に力を入れる排泄が出来ない。
犬飼が気づいたのは海は排泄をしなくなってから3日のこと。
トイレシートがとてもキレイなので、怪しいと思いました。
慌てて動物病院に駆け込んですぐにレントゲン撮影。
腰の骨が潰れていました。
先生から「ヘルニアですね」と言われ、ヘルニアデビューをしました。
- 最初は痛み止めの注射
- 1週間分の痛み止めの処方
初期症状だったので、痛み止めの注射を打ちました。
海の場合はお尻に注射。
強い薬を打ったので、注射後10分位で大きなうんちを出しました。
あのさわやかな表情を忘れられません。
レントゲンに老廃物も映っていたのですが、あと数日遅ければ大腸破裂の危険性もあったらしい。
何事も早期発見が大切だと思いました。
痛み止めの注射だけで済んだのは普段のトイレ事情を知っていたからでしょう。
結局一晩で2回も排泄しました。
ちなみに食欲は海の場合落ちませんでした。
動物病院に行くのが遅れたのはそれが原因。
表情も全く変わらなかったのでそれも遅れた原因でした。
ソファ禁止
犬飼の家にはソファがあったのですが、先生がソファ禁止令を出しました。
ヘルニアは一度発病するとあとは悪化していくしか無い。
進行を少しでも遅らせるためにはジャンプNG。
当然、海より高いソファは危険な家具です。
だから急いでソファを背が高いものからローソファにチェンジ。
興奮して飛び跳ねさせないようにすることも大切だと教えを頂きました。
しかし野生のカンで海も理解しているのか、飛び跳ねることはしません。
あとは飼い主責任なので、海を極力興奮させないように努めます。
犬飼は海が飛び乗っていた家具は全部廃棄にしました。
今後そらもヘルニアになる可能性を考えての作戦です。
散歩は基本厳禁
痛み止めの薬を処方されている間は散歩厳禁です。
散歩が大好きなワンちゃんにとっては辛いことでしょう。
先生がいうには痛み止めが効いているとワンちゃんは無理をしてしまう。
特に散歩は走ることもあるので危険とのこと。
最低限、痛み止めの薬を飲んでいる間は散歩は避けるべき。
たとえ痛み止めを飲み切っても、ワンちゃんが調子悪そうなら散歩は中止。
ヘルニアは一生の病気です。
今まで平気で出来たことが出来なくなることもあります。
散歩はその一つ。
海は腰のヘルニアになりました。
腰は歩くときに使う部位。
歩けば歩くだけ当然負担がかかります。
腰の調子が良いのなら、短い距離を歩かせるだけに留めましょう。
今まで通りの距離を歩くと悪化する恐れがあります。
もし長距離を歩くならカートに乗せる方法があります。
それならOKとのこと。
先生によっては散歩OKかも知れません。
犬飼の先生は散歩厳禁でした。
犬飼には海の他にそらというワンコがいます。
そらばかり散歩をしていたら、海が嫉妬するでしょう。
そのため海の腰が良い時はそらも一緒に散歩です。
多頭飼育の難しい所ですね。
どんな選択にするにせよ、散歩の回数は減るのは確実。
いつ・どこまで散歩するか？
それは飼い主さんが慎重に決めるべきだと思います。
最後は寝たきりか大学病院で手術
先生の説明では今後ヘルニアが悪化した場合、当院では処置不可能とのこと。
紹介状で動物病院を紹介して大手術が待っているそうです。
保険で補うという方法を考える人もいるでしょう。
しかしダックスのヘルニアは保険対象外の保険が多い。
ダックスによくある心臓病も対象外なので、ペット保険に入っても無駄かも知れません。
ただし骨折は保険対象なので、子犬の頃は保険をかけておくというのは有効です。
犬飼はリスクと補償を考えてペット保険には入っていません。
ダックスの保険対象外が多すぎるのです。
生後ほぼ1歳で海を迎えたので、骨折の心配はないと思ったためですね。
ペット保険は賛否両論が分かれる所。
飼い主さんが納得いく形で保険に入るのも良いかも知れません。
そして手術を受けたとしても、失敗する可能性もあります。
最終的には寝たきりになり介護が必要なことを考えて下さい。
もし寝たきりになったら
危険を考えて手術をせず、ワンちゃんが寝たきりになった場合。
当然介護が必要になります。
常に目を光らせないといけないので、仕事にも支障が出るでしょう。
リモートワークの人なら融通が利くかも知れません。
しかし外仕事が多いとなると家族プレーが必要になります。
ここまでになると安楽死という選択肢も出て来ます。
犬飼はまだそこまで考えらていません。
いきなりヘルニア宣言されて戸惑っているというのが本音。
ヘルニアは10歳以降のことだと思っていたので、青天の霹靂とはまさにこのこと。
多分犬飼は転職して海を看取る可能性が高いです。
ワンコの終活は難しい。
症状は突然悪くなります。
だから納得いく形でワンコとのお別れをしましょう。
最後に
これからワンちゃんを飼う人は、そのワンちゃんのなりやすい病気を調べましょう。
いきなり病に侵されると戸惑ってしまいます。
戸惑いはワンちゃんに伝染します。
ワンちゃんのメンタルに異常が出て来ることも…。
だからワンちゃんを不安にさせないために堂々とした態度を取れるのが重要です。
可愛いから・流行っているから
そんな理由で飼うのは厳禁。
将来のことも考えて納得した上でワンちゃんを迎えましょう。
犬飼は納得した上で飼ったので、慌てることはありませんでした。
ただソファの問題を放置していたのは、情けない所です。
幸いそらはまだヘルニアの兆候がありません。
そらに今から興奮させない育て方をしていきたいと思います。
方法としては、興奮してきたらお座り・ふせをさせるというのが一番。
ワンちゃんも一旦落ち着く方法です。
最初の躾はとても大切ですね。
これから犬飼は海との付き合い方を模索していくつもりです。
あなたのワンちゃんはどんな病気になりやすいですか？
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