もしも健康的に過ごしていたら、最初に受ける手術は歯石除去でしょう。
犬飼は歯石除去は最初賛成でした。
口臭がなくなるので、とても手軽だと思っていたのです。
手術費用もそれほど高くない。
そして全身麻酔というリスクはありますが、リスクらしいリスクはそれくらい。
そう思っていました。
しかし実際手術を受けて後悔したことがあります。
そらの初めての歯石除去手術。
心臓にも問題なかったので、歯石除去手術は決行されました。
術後、後悔することに。
そらの歯を1本失いました。
理由は歯石がキレイに取れないから。
もし取れたとしても歯を失うか可能性があるから。
先生の独断でした。
そらはわずか3歳で歯を失ったのです。
信頼していた先生でした。
口腔内の手術を得意としていました。
しかし事前に確認しないのか?
勝手に歯を抜いて良いのか?
犬飼は後悔しました。
帰ってきた歯はとても立派なもの。
もし歯石除去をしなければ、そらの体の一部として活躍していたでしょう。
悪いのは誰?
もちろん簡単に先生に判断した私です。
そらは痛みで震えていました。
無理やり歯を抜いたのです。
それから私は今後、歯石除去はしないと誓いました。
そらのような痛みを海にして欲しくない。
もちろん病院も変えました。
先生を信じられなくなったのが一番の理由。
ごめん、そら。
先生からもらったそらの歯はずっと持っていようと思います。
これは私の罪なのです。
歯石除去は簡単に作れる手術です。
でもリスクは必ずあるのですよ。
これがそらの歯。
こんなに立派なのに、無理やり引き抜いたのです。
そう判断した先生の脳内が理解できない。
多分、これから先生を選ぶ判断基準になると思います。
そらには一生謝っても許されない罪を犯しました。
これからは歯磨きを一生懸命して、歯の保存に努めます。
歯石除去は簡単に口臭を除去できます。
しかしこうして突然歯を失うことも……。
簡単に考えないで下さい。
先生によっては自分の経歴のために歯を抜きます。
だから歯石除去は気を付けて下さい。
コメント