ハムスターは液体です【寅吉】

引っ越しして、初めての散歩をしました。

ワンコではなく寅吉です。

以前の家はいわゆる『汚部屋』で、モノが散乱していました。

引っ越しをキッカケにミニマリストを目指し、今はモノのない生活をしております。

『モノ』がないとできるもの。

寅吉の散歩です。

前の家の状況なら、絶対にできないことでした。

今は『モノ』が少ないので、寅吉の入る隙間がほとんどない。

思い立ったが吉日。

寅吉を深夜の探検に連れ出しました。

最初こそ戸惑っていたものの、さすがげっ歯類。

すぐに活動をして、隙間を探します。

小雪は脱走魔でしたが、寅吉は隠れ魔。

骨があるのか？と思うような軟体ぶりを見せてくれます。

今の家はストーブの隙間が密着しているので、ストーブの隙間に入られる心配がありません。

だから余裕ぶっていたのですが、さすがハムスター。

ゲージと壁の隙間に入り込みました。

『ハムスターは液体』と言われますが、たしかにそうでした。

スルッと入っていく寅吉に、思わず同様する犬飼。

ゲージの背後には配線などはないので、焦ることはありません。

しかし予想外の展開に、犬飼の脳が追い付かず。

触れている時も『ぐにゃぐにゃしている』とは思っていましたが、ハムの液体化を舐めていましたね。

幸い寅吉は大人しくしていたので、すぐに捕まりました。

ちなみにハムスターと犬の相性は悪いです。

犬は構いたがり屋なので、過剰にハムスターに反応する。

現にそらが構いたがり屋で、犬飼が寅吉の健康チェックのたびに大興奮。

隙あらばケージを覗いて寅吉のストレスになるので、毛布で１日中隠しています。

説明は要らないと思いますが、ハムスターの最悪の相手は猫ちゃん。

猫ちゃんは基本的にハムスターを獲物と判断します。

稀に仲良くする猫ちゃんがいますが、それは超レアケース。

ほとんどの場合は瞬殺です。

ワンちゃん、猫ちゃんはげっ歯類との相性は悪いですね。

ワンちゃんは構いたがるのでストレスに、猫ちゃんは瞬殺。

犬飼が寅吉を飼えているのは、海とそらがレアケースだからです。

海は寅吉を『外に出ない同居人』と思っています。

だから必要以上に構わない。

そらは『自分の子供』と思っています。

だから寅吉を外に出す時は、そらさえ気を付けていればいいのです。

今回はそらの興奮が酷くなかったので、写真が撮れました。

普段はこんなことはできません。

そらは小雪をヨダレまみれにした前科があるので、寅吉には最低限のふれあいしかさせないです。

犬飼の手の中で丸まっている寅吉を舐めようとしますが、犬飼が阻止。

毎日の習慣です。

そらは納得していない様子ですが、仕方ありません。

ハムスターはふれあいをする生き物というよりは、観賞用に近い存在。

植物の手のかかるバージョンと思った方がいいですね。

今回の動きを見て、寅吉はまだまだ元気な様子でした。

これなら春は元気に過ごしてくれそうです。