寅吉の危機

エキゾチックアニマル

寅吉も1歳になりました。

ハムでいうとシニア期突入。

何が起きてもおかしくありません。

寅之助の時は1歳を迎えられなかったので、1歳を過ぎたのはめでたい。

しかしこれからは予測ができません。

毎日、健康チェックをしています。

そして気づきました。

寅吉の右わき腹に黒いシミがあることに。

ほくろにしては大きすぎます。

もしかするとガンかも知れません。

ハムは1歳を過ぎるとガンになる可能性が爆上がりします。

しかしハムのガンはおできのようなものだそうです。

シミは違う……?

いや、皮膚がんという可能性もある。

ガンになればハムは助かりません。

そもそもハムは手術ができない。

覚悟は必要か?

ハムの平均寿命は2~3年。

寅吉が天寿を全うする可能性はあります。

天命が来たハムは食欲がなくなるそうです。

しかし寅はまだ食欲旺盛。

バナナを貪り食べております。

トイレもしっかりしていますし、足腰もしっかりしている。

まだ大丈夫……か?

心配ですが、見守っていくしかないようです。

そら
そら

寅には長生きして欲しいの。寅大好き!

寅吉がいなくなれば、悲しむのは犬飼だけではありません。

そらもまた然り。

そらは小動物が大好きです。

小雪の時にも、突然死を受け入れられずに小雪を舐めまわしていました。

遺骨になって帰って来た時に、初めて亡くなったことを悟ったくらいです。

そらにとって小動物は守るべき存在。

そして愛でるべき生き物。

だから亡くなれば、犬飼と同じように悲しみます。

そらは優しいのです。

本当に心の広い子に育ちました。

犬飼の命名通りです。

ただし、寅吉はそらが大の苦手。

見つめられると威嚇します。

一方通行の思いですが、そらはめげない。

いつか思いが伝わると良いのですが……。

寅吉
寅吉

見るんじゃねえ!俺は見世物じゃないぞ!

それでも最近の寅吉は、そらのラブコールに威嚇しなくなりました。

無視はします。

そらの存在を全否定します。

ここまで拒否されると傷つくと思うのですが、そらは平気。

寅吉が近づいても逃げないので、尻尾フリフリ。

ご機嫌になります。

余談ですが、海は寅吉を同居人程度にしか思っていません。

攻撃はしませんが、関わろうともしない。

これが正しい犬の在り方だと思いますね。

そらが例外だと思っております。

普段はそらの凝視を阻止するべく毛布をかけています。

ハムは監視に対してストレスを感じるので。

健康チェックの時に毛布を取るのですが、どこにいてもそらは飛んでくる。

寝ていても起きてきます。

そらの寅吉センサーの感度は素晴らしい。

寅吉LOVEなのが分かります。

猫とハムが仲良くすることもあるので、寅吉とそらが通じ合うと良いのですが……。

寅吉の様子を見ると、一生無理な気がします。

ちなみに寅吉の機嫌が良いと、犬飼の手のひらでくつろぎます。

今日はご機嫌ナナメだったので、犬飼に威嚇。

さっさと巣に戻ったので、かなり気まぐれハムさんです。

寅吉って猫みたい。

そんな風に思いますね。

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