セカンドオピニオン

ペット 犬

行きつけの動物病院を変えようと思います。

理由はやたらと治療をさせたがるから。

以前、小さな動物病院の時は親身になって話を聞いてくれました。

しかし拡大工事が終わってから、むやみに高額医療を勧めてくる。

犬飼は海の歯石の手術をしようと思ったら『犬歯全部抜きます』と言われ仰天。

他の病院では『治療をしません』という選択肢があったからです。

でもその動物病院は治療を強行する。

人間だって歯を失ったら困るのに、犬なら猶更。

しかも大切な犬歯を、ためらいなく抜く選択をする先生に疑問を抱く。

人は良くも悪くも変わります。

この動物病院では海とそらを預けられないと思ったので、セカンドオピニオン開始。

第一候補は海が最初に行った病院です。

そこは無理に治療はしません。

『できない』ことはしっかり『できない』と言ってくれる。

これが正しい医療だと思うのです。

無理に治療するのが医療じゃない。

犬飼はそう思います。

まあ、動物医療は儲かるのを知っていますけどね。

それでも語らない患者に寄り添うのが正しいと思います。

海

担当医がいないっていうのが納得できない。毎回先生が違うから戸惑う

そら
そら

大好きな先生に会わせてくれないの……

ワンコにも飼い主にも悪い動物病院になりました。

病院が拡大するのも考えものですね。

利益中心になるのは悪いとは言いません。

だけどアフターケアをしっかりして欲しい。

そう思います。

一方、寅吉は病院とは無縁の生活。

ハムは病気が分かりにくいという欠点があります。

短命という悲しい運命もあります。

それでも犬飼は寅吉をお迎えしました。

彼に後悔する生き方をさせないようにします。

寅吉も大好きな生き物です。

海もそらも寅吉も。

かけがえのないパートナー。

人生の伴侶に近いと思っています。

ハムの寅之助は、犬飼に命の尊さを教えてくれました。

小雪は刹那の命を教えてくれました。

みんな犬飼の心に穴を開けて、教えてくれるのです。

本当に優しい子たち。

犬飼は恵まれていますね。

ありがとうございます。

海とそらは時間をかけて何かを教えてくれるのでしょう。

寅吉はハムの愛しさを教えてくれています。

寅之助はあっという間にいなくなってしまいましたから。

彼は彼で大切なことを教えてくれました。

お利口さんですね。

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